令和7年度創立記念式典及び講演会

本校は、1910年、伊藤伝右衛門氏により創立され、今年で115周年を迎えます。
井地校長の式辞では、校訓「清純・礼節・理智・勇気」は、人生において大きな支えになっていること、また伝統は守るものではなくさらに発展させるものであると述べられました。そして、向上心を持ち、挑戦を恐れず、自分の可能性を広げていってほしいと生徒達を激励されました。
花田同窓会会長は、「嘉穂東高校」の校名や校歌の歌詞の由来等について、詳しく説明されました。そして、これからも嘉穂東高校卒業生3万人の思いを受け、明るく、爽やかで、自由闊達な校風を受け継いでいって欲しいと話されました
※ 嘉穂女学校校歌 CD音源
※ 嘉穂東高校校歌 斉唱
今年度の創立記念講演会は、講師に川上和彦氏をお招きし「君達の果てしない未来に向けて!」というテーマでご講演いただきました。講師は、高校29回生でバレー部の主将も務められました。
高校卒業後、駒沢大学に進学されますが、生活費のため100種類のアルバイトを経験されたそうです。その後、学生時代にお手伝いに行った選挙がきっかけで、衆議院議員公設第一秘書、世田谷区議会議員(連続3回当選)、第57代世田谷区議会議長、参議院議員公設第一秘書を経て、現在は「飯塚観光マイスター協会会長」として活躍されています。
今までの人生経験から学んだことを哲学者パスカルの言葉や元プロ野球選手イチローの名言を引用して「考えることの大切さ」をわかりやすくお話をされました。
続いて、
・「すべての物事は一辺では成り立たない(多様性)」
・「人間はひとりで生きていけないけれど、決断するのは自分自身で決しなければならない」
・「当たり前という名の奇跡に感謝する」
・「神様は超えられない試練は与えない」
・「自分褒め」(苦しい時のために)
・「人生の本舞台は常に将来に在り」などのお話をされました。
最後に、
・「小さくまとまるな!大きく生きろ!」
妥協や無難に済ませることなく、常に高みを目指し積極的に行動すること。何故なら『君達には果てしない未来があるのだから!』と生徒達にエールを送られました。
生徒一人ひとりが、自身の考え方や将来について改めて考えさせられる有意義な時間になったことと思います。貴重なご講演ありがとうございました。
※講演終了後は、生徒代表謝辞及び花束贈呈、応援団から講師にエールが送られました。